「三井物産プラスチック株式会社、コバオリ株式会社、株式会社バイオマスレジンホールディングス3社共同記者会見」を実施しました。

本日11時より、3社共同記者会見を実施し、
・バイオマスレジンホールディングスが、国内外の販売で三井物産プラスチックと業務提携
・バイオマスレジンホールディングスが、ベトナムでの製造事業などでコバオリと資本業務提携
を発表しました。
 三井物産プラスチック株式会社は、ライスレジンの優先供給権を受け、国内で製造しているライスレジンの拡販を国内外で進めるとともに、ベトナム工場で製造されるライスレジンの優先的な確保とベトナム現地大手加工メーカー向けの販売を行うなど協力体制を構築します。
 ライスレジンは精米時に発生する砕米や米菓、醸造などの製造過程で排出される米粉など食用には適さないコメを原料としたバイオマスプラスチックで、コメ文化のアジアでの事業に親和性が高く、今回は海外、東南アジアで最初の事業展開となります。
また、
・バイオマスレジンHDが福島県浪江町で休耕田等を活用したスマートアグリ事業実施も発表。
 2020年9月に設立した株式会社スマートアグリ・リレーションズでは、福島県双葉郡浪江町で、2021年4月から休耕田等を活用したバイオマスプラスチックの原料となる資源米を生産します。作付面積は、25,060㎡(2町5反)です。
 主食用米の需要は減少傾向にあり新たな市場開拓への取り組みを支援する国の新市場開拓用米制度を活用します。資源米は、食味は問わないことから、効率・生産性重視の稲作を行い、将来の耕作放棄地対策農業モデルや土壌再生モデル作りとしていきたいと考えています。
 また、この資源米を原料としたお米のバイオマスプラスチック「ライスレジン」の製造を、浪江町に建設する株式会社バイオマスレジン福島(2021年春設立予定)の製造工場で行う予定です。
原料の生産と樹脂の製造を一体化し、輸送に伴う環境負荷を軽減する事にも寄与します。
 この事業を通じて休耕田等を活用することで、農業の再開と雇用の創出を図り、地域へ貢献していきたいと考えています。

株式会社バイオマスレジンホールディングス 代表取締役CEO 神谷 雄仁 
三井物産プラスチック株式会社 代表取締役社長 森 克則様
コバオリ株式会社 代表取締役社長 小林 慎吾様